Dear Chameleon #001

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Dear Chameleon,

 

chameleon from K

それは最初、アスファルトと同じ黒色をしていた。しかし、私がじっと見つめているうちに極彩色に変化した。カメレオンだと私は気が付いた。
「月に秋はあるかねぇ」
とカメレオンは言った。私はすっかり返事に困ってしまった。そのまま、私とカメレオンは並んで歩きだした。どうもそのカメレオンは私の自宅まで付いてくるつもりらしかった。

 

chameleon from N

今日では何が私たちの景観であり、言語であるか、つまり、なにが私たちの真理でありうるか。そして、たぶん私たちは、自らを「生ける身体そのものについてみずから世界を形成する生息者として、直接研究し、詳細に解明する自己実験」(荒川『建築する身体』)として生きることで、とりわけ<新しい主体性の生産>に直面し、参加しているのではないだろうか。社会的な変動が起こるたびに、曖昧さや潜在性さえともなう主体的再転換の運動が存在するのではないか。これらの問いは、人間の普遍的権利について語ることよりもはるかに重要と考えられるものだ。

 

chameleon from Y

わたしは、本質的なものにしか興味のもてない人間です。そして、本質的なものは自由でなければなりません。自由を奪われるということは、本質から遠ざかるということと等価なのです。ところで、言葉はわたしを自由にしたのでしょうか。それともわたしから自由を奪ったのでしょうか。このアポリアから一刻も早く抜け出そうともがいてみるものの、月に訪れた春を想像してみることはわたしの身体に一時の安らぎを与えることすらできないのです。

Sincerely,

KEHAI-YA

 

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